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劇場版「S -最後の警官-」正式タイトル決定!
日本壊滅の危機に、新たな"S"も始動

2015年04月23日

「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作報告会

<左から韓哲プロデューサー、平野俊一監督、吹石一恵さん、綾野剛さん、向井理さん、新垣結衣さん、大森南朋さん>

向井理さん主演の人気ドラマ「S -最後の警官-」劇場版の正式タイトルが、「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」に正式決定! 4月23日に都内で行われた製作報告会で発表され、向井さんをはじめ、綾野剛さん、新垣結衣さん、吹石一恵さん、大森南朋さん、平野俊一監督、韓哲プロデューサーが撮影の裏話や、本作への思いを熱く語りました。

一度は平和を取り戻した日本に再び迫る危機...。核燃料を積んだ巨大タンカーの乗っ取りという重大事件に警察庁直轄の警察庁特殊急襲捜査班(National Police Safetyrescue=通称:NPS)の隊員たちが立ち向かう姿を描き、新たな"S"となる海上保安庁の特殊部隊(Special Security Team=通称:SST)とのタッグも観どころになっています。新キャストの発表もあった会見の模様をレポートします。

向井理さん(NPS隊員・神御蔵一號役)

限られた時間のなかで、恐縮ですが、個人的なご報告をさせてもらい、お集まりの皆様、ご登壇される皆様には申し訳ないです。新しい命を授かることができました。とにかく自分にとっては新しいことなので、不安もありますが、今はそのときが来るのが楽しみで仕方ありません。いろいろ分からないことも多いので、多くをお話はできませんが、これからも今まで以上に作品に対して情熱を傾けていきたいと思います。人として俳優として精進してまいる所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
映画は去年の年末から、今年の3月頃まで撮影をしていました。連続ドラマと映画の違いはたくさんあります。成長した神御蔵一號をお見せできればと思っていました。ドラマの時点で「今までで一番大変な仕事」だと思っていました。しかし映画はそれをはるかにしのぐ大変さでした。それが映画で出ていればうれしいです。今ここまで派手にドンパチする映画も珍しいと思いますし、血の通った人間ドラマも併せて楽しんでもらえればと思います。
綾野剛さん(SAT隊員・蘇我伊織役)

(向井さんのあいさつを受けて)いいですね、グッときますね。今回はドラマ放送の前から、2015年に映画化されると聞いていました。当時は実感はなかったですが、こうして映画という形で「S -最後の警官-」をお届けできることに感謝しています。現場は先ほど、理が言ったように大変な現場でした。しかしこの作品にとって一番大きなテーマは、「人は命を受け継ぎながら生きていく」ということだと思います。そういった意味でも、理の報告はグッとくるものがありますし、とてもうれしいです。
新垣結衣さん(NPS新隊員・林イルマ役)

私はドラマの最後の2話からの参加でした。皆さんに温かく迎えてもらいながら、一緒に心を削る撮影でした。熱がこもった作品だと思うので、楽しんでもらえればと思います。
吹石一恵さん(一號の幼なじみ・棟方ゆづる役)

私はここにいるキャストの皆さんとは違って、事件に遭遇したり、大変な思いをしたりということはなくて、その代わり、日々の営みを当たり前に送れることのありがたさ、素晴らしさを体現する役割だったと思います。映画の台本が届いたときに、「わあ、すごい」と想像を絶するシーンもたくさんあって、生身の人間が演じるってどういうことなんだろうって思うほどでした。皆さんの期待を裏切らない作品になっていると思います。公開まで楽しみにしてください。
大森南朋さん(NPS隊長・香椎秀樹役)

連続ドラマのときは、割とややこしいセリフに苦戦しましたが、映画版では、しっかりアクションにも挑戦させてもらいました。向井くんや綾野くんほど若くはない肉体で、過酷なアクションをさせてもらいました...、やらされました(笑)。でもこのメンバーで作品を作るのは非常に楽しかったです。その熱の中で自分も若返った気持ちで撮影させてもらうことができました。まだ作品は完成していませんが、僕も非常に楽しみにしています。
平野俊一監督

現在、ポストプロダクションの真っただ中でしてヒーヒー言いながら作業に取り組んでいるとともに、日に日にワクワクしてきています。そんな手応えを感じております。今日ここにいる一號、蘇我、イルマ、ゆづる、そして香椎隊長が最高のパフォーマンスを見せてくれています。スタッフも最高のスケール感に精一杯取り組んでくれました。期待してください。
韓哲プロデューサー

ドラマ開始当初から、映画を作ることが目的のプロジェクトでした。こうして映画という形で最終章をお届けできるのが本当にうれしく、また関係者の皆様に感謝を申し上げたいです。ドラマの撮影が始まる前、向井くんが「命をかけてやり抜きます」と言ってくれたことを今でも忘れることができません。
向井くんをはじめ、ここにいるキャストの皆さん、平野監督が命をかけて作品に向き合ってくださった「奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」は非常にスケールが大きな作品になっていて、ご覧になる皆さんに「日本を守る」という大きなテーマを考えてもらうとともに、ドラマから変わらない「日常をいとおしく思う気持ち」が描かれています。


MC:本日は製作報告会ということで、本作へ思いや現場でのエピソードをうかがっていきたいと思います。その前にこの作品を語る上で、欠かすことのできない重要な発表をいたします。皆様、前方のスクリーンにご注目ください。

■スクリーンにて、本作で初登場する第4の"S"=海上保安庁の特殊部隊(Special Security Team)の隊長・倉田勝一郎を、俳優の青木崇高さんが演じることが発表されました。青木さんから、ビデオメッセージが届きました。

青木崇高さん(SST隊長・倉田勝一郎役)
今回、私はSAT、SIT、NPSに続く第4の"S"SSTの隊長である倉田勝一郎の役で出演させてもらいます。倉田は海上保安庁、最強の男として一號、蘇我たちとともに国際テロリストとの戦いに挑んでおります。僕自身、この映画の完成を待ち遠しく思っております。皆さんもご期待ください。


MC:韓プロデューサー、今回、青木さんを起用された理由を教えてください。

韓プロデューサー:
連続ドラマでしっかりドラマメンバーのチームワークが築かれたからですかね。そこに映画から新たなに参加する隊長なので、「NPS? SAT? そんなものぶっ潰してやる」というくらい気持ちの強い男に演じてもらいたいなと思い、すぐに青木くんを思いつきました。実際、見事に役を演じきってくれました。ぜひ、ご期待ください。

MC:平野監督は今、スクリーンに青木さんが映し出されて、笑っていましたが...。

平野監督:
撮影のときと雰囲気が違うなと思って...(笑)。撮影中はとにかくストイックに取り組んでくれて、そういう意味では一號や蘇我に匹敵する"圧"がすさまじかったです。

MC:向井さんは新たな"S"メンバーとの出会い、いかがでしたか?

向井さん:
原作にも登場するキャラクターで、どんな俳優さんが演じるんだろうと思っていました。青木くんとは何度も共演していますし、飲みに行く仲でもあるんですけれど、原作とは違う魅力を持っています。青木くんの熱量がいい起爆剤になり、負けられないなという気持ちにもなりました。ライバルでもあるので、役柄としてはやりにくく、俳優としてはやりやすい存在だと思います。

MC:そして、劇中に登場する内閣総理大臣・南郷雅文役を俳優の辰巳琢郎さんが演じることも併せて発表いたします。ぜひご期待ください。それでは改めて、登壇者の皆様にお話をうかがいます。まず、平野監督、大ヒットドラマの映画化となりましたが、監督を依頼されたときのお気持ちはいかがでしたか?

平野監督:
正直、すごく怖かったですね。みんなでドラマをゼロから作ってきて、一つの達成感があったんですけれど、その分ハードルが上がったなと感じました。ドラマという下地があるからやりやすいのかなと思っていたのですが、まったく逆でした。

MC:視聴者の皆さんは、より激しいアクションを期待していると思いますが、そのあたりはどんなこだわりを持って撮影されたんですか?

平野監督:
アクションだけじゃなく、そこにある感情ですね。「なぜこの人は戦うんだろう?」という気持ちを見失わないようにしようと思いました。単なる派手なもので終わらないように、そこにはすごく気をつけましたね。

MC:向井さんは成長した一號を演じる上で、意識したことはありますか?

向井さん:
連続ドラマはどちらかといえば成長の物語だと思っています。だからこそ派出所勤務からNPSに入るところから第1話が始まっていますし、今回はその1年後の設定で、成熟とまではいきませんが、成長した一號を演じたいなと思いました。その説得力を高めるために、何を準備すべきなのか考えましたし、現場では監督と話し合いもしました。

MC:映画を通して、改めて発見できた一號の新たな一面はありましたか?

向井さん:
今までは猪突猛進で、後から反省することも多かったんですが、今回は動きにも説得力が出たのかなと思いますね。

MC:続いて綾野さんにうかがいます。今回は飛行するヘリからの狙撃という、特殊なシーンもありましたが、いかがでしたか?

綾野さん:
最初はただ銃を構えて狙うだけなので、ラクかなと思っていたんですけれど、それがもう全然違って...。常に中腰ですし、相手からの銃弾も避けなければいけないんです。いやあ、ナメていましたね(会場笑い)。

MC:そのシーンには新垣さんもご一緒でしたが、どんなやりとりがありましたか?



新垣さん:
もうやりとりもできないほどでした...(笑)。立膝だけでも大変ですし、スーツで関節はすべて留めているので、同じ姿勢を続けると血が止まっちゃうんです。

平野監督:
綾野さんも新垣さんも辛さを表に出さないし、辛い様子も演技だと思っていたんですけれど、「はい、もう1回」って何度もやらせてしまって、すみません。

綾野さん:
実際は二人とも、疲れで手足がダラってなっちゃって、テディベアみたいになっていました。

MC:その分、結束が強くなったということはありますか?

綾野さん:
間違いなく「もうヘリは嫌だ」という気持ちは共有できたはずです(笑)。それに蘇我にとって、刹那的な感情をすぐ近くで理解してくれるイルマとの時間はとても大事で、今回はヘリという狭い空間で新しい二人の関係性が見られるんじゃないでしょうか。

MC:イルマという役柄は、これまで新垣さんが演じた役にはない、カッコいい女性という印象ですが、ご自身との共通点は感じますか?

新垣さん:
イルマはとても二面性がある女性だなと思います。日常生活と、狙撃手としてミッションに取り組んでいるときとで全然キャラクターが違います。でも、友だちからは「そこが新垣結衣そのままだよね」って言われました。だから、楽しんで演じましたね。NPSの皆さんも大先輩で良きお兄ちゃんとして、迎え入れてくださって、自由でいられました。

MC:吹石さんは、一號が無事に帰ってくるのを待ち続けるという役柄でしたが、ドラマと映画ではどんな心境の違いがありましたか?

吹石さん:
連続ドラマの頃は一號のことが心配で心配で、グチもこぼしていましたが、今は「信じて待っています」と腹をくくったので、映画では一號のお母さん的存在なのかなと思いますね。肝が据わって、気持ちもブレずに待つという気持ちを意識しました。

MC:おなじみの「まんぷく食堂」も登場しますね。

吹石さん:
すごく懐かしかったです。まんぷくのおかげで、皆さんにお会いしていなかった1年のブランクを感じることなく、スッと気持ちが作品に入りました。とても独特な雰囲気があって、「あっ、帰ってきたな」と思える特別な場所ですね。

MC:大森さんにうかがいます。今回、撮影を前に「決起集会」を行ったそうですが?

大森さん:
はい、NPSのメンバーでは定期的にやっています。

MC:やはり隊長が率いていらっしゃるんですか?

大森さん:
こちらから声をかけることもあれば、向井くんが声をかけてくれることもあります。どんな話をするかとか、そういうのはプライベートなことなので...(笑)。

向井さん:
以前一緒に飲ませてもらったときに、南朋さん、財布を忘れてきたんです(笑)。

大森さん:
そうそう、「向井くん、お金貸して」って(笑)。向井くんと飲むから、緊張していたのかな?

MC:劇場版はアクションにも挑戦されていますね。

大森さん:
いっぱいカットを割ってもらって、カッコよく見せてもらって...(笑)、ありがとうございます。長時間、無理な体勢が続いて、体がむくんでしまうこともあり、ヤバイなあと思っていました。

MC:それでは皆さんに共通の質問です。映画のタイトルは「奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」で、「日本の未来を守る」というテーマになっています。皆さんにとって、将来に向かって、守っていきたいものは何ですか?

向井さん:
これは...何か言わされている感じがしますけれど...(苦笑)。作為を感じますね。

MC:そんなことないです。純真な気持ちで聞いています。

綾野さん:
作為しか感じませんよ。



新垣さん:
でも、先にパッと言っちゃったほうがいいんじゃないですか? 後回しにすると、余計に期待させちゃうからね。

向井さん:
家族です(会場拍手)!

綾野さん:
僕はえっと、パスで...。そんなこと考えたことないです。守るものもないし、早く守りたいと思えるものを手にしたいです。

吹石さん:
半径2メートル以内の退屈ですね。

綾野さん:
ん? なんか闇を感じるね。

吹石さん:
いや、闇じゃないですよ~。私が演じるゆづるは、何気ない日常の尊さを体現する役だと思います。たとえ休日に何もスペシャルなことがなかったとしても、寝る前に「今日は退屈な1日だったな」と思えることってすごく幸せだなと思います。

新垣さん:
私は健康です。

大森さん:
家族です。僕も「健康」って答えようと思ったんですけれど、まさか20代の新垣さんが先に答えてしまうなんて...(笑)。この年になると、同級生と会っても病気や検査の話ばかりなので、気を付けています。

MC:ここで「S -最後の警官-」の生みの親である小森陽一さん、そして藤堂裕さんより皆様にメッセージをいただいておりますので、ご紹介します。

小森陽一さん:
漫画において最も過酷で、かつスケールが大きなこのエピソードの映像化は絶対に不可能、そう思っておりました。しかしチーム"S"は果敢にもそれにチャレンジしました。一歩も引かずに前を向く、まさに"S"の矜持です。大いに期待しております。

藤堂裕さん:
300メートル級のタンカー、海上保安庁最強の巡視船あきつしま、航空自衛隊のヘリUH-60J、すべて本物でロケを行い、そこで最高の役者陣がぶつかり合ったと聞きました。漫画版の魂が満ち満ちていると期待しています。

MC:向井さん、いかがですか?

向井さん:
フィクションとはいえ、すごく危険な現場でしたし、アクションが多い分、撮影中はみんな流血もしています。大きな怪我さえなければいいとも思いましたし、役柄としても自分の命を盾にしている人間を演じるというのは、魂を込めざるを得ない思いです。

MC:最後に映画の完成を楽しみにしている全国のファンの皆さんに、メッセージをお願いします。

向井さん:
はい、連続ドラマを経て、こうして映画にまでこぎつけることができました。まだ終わった気がせず、まだまだ続きそうな気がします。本当に過酷で危険な現場でした。映画では2時間くらいしか描けないんですけれど、その中でアクションや人間ドラマ、いろんな要素を含んだ、琴線に触れる作品になったと思います。今後、ますます(作品の)実感が沸いてくると思いますし、皆さんの期待をいい意味で裏切ったカッコいい映画になっていると思うので、ぜひご期待ください。