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「寄生獣」公開を祝し、豪華キャスト陣がズラリ! 山崎貴監督は「完結編」へのプレッシャーにタジタジ?

2014年11月29日

「寄生獣」初日舞台挨拶

<左から、山崎貴監督、余貴美子さん、深津絵里さん、染谷将太さん、橋本愛さん、東出昌大さん>

岩明均の伝説的人気コミックを実写映画化した「寄生獣」(前編)が11月29日、ついに全国の劇場で封切られました。雨という悪天候にもかかわらず、東京のTOHOシネマズ スカラ座は大勢の観客で埋め尽くされ、舞台挨拶に登壇した主演の染谷将太さんをはじめ、共演の深津絵里さん、橋本愛さん、東出昌大さん、余貴美子さん、山崎貴監督は、無事迎えた公開初日に感慨深げな表情を浮かべていました。

謎の寄生生物と共生することになった高校生・新一の数奇な運命を壮大なスケールで描き出した本作。キャスト陣によって明かされた撮影現場の舞台裏や、来年4月25日公開の「完結編」への高まる期待に、現在もCG処理に追われる山崎監督に多大なプレッシャーがのしかかる一幕も? そんな厚い信頼で結ばれた山崎組による舞台挨拶の模様をレポートいたします。

【舞台挨拶(挨拶順)】

山崎貴監督

今日はお足元の悪い中、第1回の上映にお越しいただき本当にありがとうございます。ここにいるキャストの皆さん、スタッフで心血を注いで作った作品が公開できることになり非常にうれしいです。舞台挨拶も楽しんでいってください。
染谷将太さん(泉新一役)

本当に長い戦いだったので、本日皆さんにお届けできることを心から幸せに感じています。どうぞ楽しんでいってください。
深津絵里さん(田宮良子役)

本日は朝早くから「寄生獣」をお選びいただいて、本当に嬉しいです。また4月には後編がありますので、そちらもお願いします。
橋本愛さん(村野里美役)

無事に公開して、皆さんに観てもらうことができて、本当に幸せです。今日は楽しんでいってください。
東出昌大さん(島田秀雄役)

やあ(笑)! 島田秀雄役を演じました東出昌大です。僕も映画の完成が待ち遠しかったです。そして作品を観た後に「ああ、素晴らしい映画に出られた」と光栄な気持ちになりました。今日は楽しんでいってください。
余貴美子さん(泉信子役)

余です。今日はありがとうございました。「早く続きが観たい!」と、私もそう思っている一人です。


MC:まずは山崎監督、改めて初日を迎えてのお気持ちはいかがですか?

山崎監督:
そうですね。自分が好きでやりたいとスタートした企画なので、初日にどのくらいお客さんが入っているか気になって、昨日の夜はいろいろな劇場の座席表を見たり、主題歌を歌ってくれている「BUMP OF CHICKEN」のPVのフルバージョンが0時に解禁になったので、そのリアクション見ていたら興奮して眠れなくなってしまいました。今眠いです(笑)。

MC:昨日は何時くらいにお休みになったのですか?

山崎監督:
5時くらいまでインターネットを見ていました(笑)。

MC:随分長い間インターネットを見ていたのですね!?

山崎監督:
「まずいな明日」って思っているうちに、遠足の前の日状態になって。どんどん目が冴えて、一度寝たけれどまた起きて、またインターネットを見て...。

MC:実際にこれだけたくさんのお客さんに入ってもらって、いかがですか?

山崎監督:
感無量ですよね。ついにここにたどり着いたか、という気持ちと、後編のCGが何もできていないので...。(後編の)予告だけは一生懸命作ったんですよ(笑)。

MC:ここにいる皆さんは、「早く後編が観たい!」と同じ気持ちだと思います。

山崎監督:
何でプレッシャーをかけるんですか!? 一生懸命これから作っていかなきゃいけないですけれど、前編が公開されちゃったので、次は後編ですよね。まだできていない状態にドキドキしています。

MC:監督としては初の2部作ですが、そのあたりはいかがですか?

山崎監督:
まあ、前編にお客さんが入ってくれないと、後編にも入ってくれないので、とにかく前編を何とかしないといけないなという感じです。もうどうにもできないんですけれどね。たくさんの人に観てもらえたらいいなと思います。

MC:染谷さんにもお伺いします。2部作の主役はプレッシャーでもあったかと思いますが、初日を迎えてみていかがですか?

染谷さん:
そうですね。撮影を5カ月くらいやっていたんですけれど、僕はひたすら見えないミギーと、孤独と戦いながらひとりだったんですね。完成して、本当に今日は嬉しいですね。僕も観終わった後に、「早く完結編を観せようよ!」っていう気分になったので、監督、楽しみにしていますね(笑)。

MC:映画をご覧になった人々から感想などは届いていますか?

染谷さん:
はい。関係者の方や試写会で観てくれた方など、本当に「寄生獣」の原作ファンの方が多いんですね。でも本当に皆さんが気に入ってくださっていて、とても嬉しいですね。

MC:5カ月間戦い抜いたわけですけれども、その右手はどんな存在ですか?

染谷さん:
右手ですか? うーん、撮影が終わった時は晴れ晴れとした気持ちでした。「右腕重かったんだなあ」と思うくらい軽くなりました。その途端、"ミギーロス"になりました。ミギー、かわいいじゃないですか? かわいいミギーのグッズとかたくさん出ているんですけれど、おもちゃとか買い占めちゃったりして(笑)。インターネットとか観ていると、"大人買いセット"みたいなのがあって買っちゃったりしました。「もらえよ、主演なんだから」と言われますけれど(笑)。

MC:そんな裏話があったのですね。深津さんの田宮は「すごく怖かった」という感想が寄せられているようなのですが、その話を聞いていかがですか?

深津さん:
そうですね。自分では「どうなんだろうな?」と思いながら演じていたんですけれど、そう言ってもらえてほっとしているし、嬉しいですね。監督はじめ、田宮を形作る撮影や照明チームの皆さんのお力で田宮が出来上がっているので、感謝したいなと思います。

MC:田宮を演じるところで気をつけたところやこだわった点は?

深津さん:
そうですね、あまりパラサイトということを意識しないようにですかね。変にやり過ぎてしまうとつまらないですし、そのさじ加減は監督と相談しながら演じました。一番自分の中で大変だったのは、ただ歩くことが難しかったです。普通に人間らしく歩いていてもいけないし、とても難しかったですね。

MC:前編も気になるところで終わっていますが、後編の田宮は一体どうなってしまうんですか?

深津さん:
そうですね。後編はさらに顔が割れて、さらに怖くなっていると思います(笑)。

MC:監督、プレッシャーを感じていますよね?

山崎監督:
深津さんの割れる顔を作らなきゃと...。せっかくなんで、前編とは違う割れ方をしたいじゃないですか。また作るのは大変だなと思いました。

MC:続いて橋本さん。映画を観て、率直にどんな感想をお持ちになりましたか?

橋本さん:
そうですね。私は観た後にとんでもなく重圧感があって、体が疲弊していて、あまり立ちたくないなというくらい体が重かったです。自分が関わったアクションシーンは、東出さんとの対決のシーンくらいでしたが、皆さんこんなにやっていたんだって、観客のような気持ちになりました。すごく新鮮で面白かったです。

MC:後編は非常に気になる展開になっていますが、完結編の予告では新一とのラブシーンが垣間見られましたけれど?

橋本さん:
そうですね。後編は新一くんをずっと大事にするっていうのが一番大切なことなので。山場ばかりでした。

MC:この五人の中では唯一寄生されていないわけですが、それに関してはいかがですか?

橋本さん:
私も、顔も割れてみたかったですし、右手も何かやってみたかったです。

MC:では、今後機会があればそういう役も。

橋本さん:
メイキングとか特典映像とかで(笑)。

MC:さて東出さん。島田は本当に大変なことになりますね。あの学校での大暴れのシーンはどのように演じていたのですか?

東出さん:
大暴れのシーンは、監督のお話を伺いながら、こういう風に物をなぎ倒していくんだなってイメージして演じました。でも、監督は興奮すると擬音語が多くなって、「バーン、ガーンってなって、ズバーンってなるから!」とか言うんです。とにかく擬音語が増えるんです(笑)。

MC:その、バーン、ガーン、ズバーンってどんな感じですか?

東出さん:
物が壊れたりする順番を教えてもらうので、こうやってきっとこう壊しているんだろうなと想像しながら演じました。

MC:実際に出来上がった映像をご覧になっていかがでしたか?

東出さん:
もともと原作も大好きなんですけれど、この映画は完璧だと思いました。

MC:東出さんといいますと、12月にも青春映画の公開が控えていますけれど、少女漫画の王子様とパラサイト、どちらが本当の自分なのでしょう(笑)?

東出さん:
どっちも違うと思うんですけれど(笑)。難しい質問ですね。どっちでもないかな。

MC:少なくともパラサイトじゃないことがわかってほっとしたファンの方は多いと思います。どちらも本当の自分じゃないんですね。

東出さん:
特にパラサイトは難しかったです。表情と言っていることが伴っていないので、感情じゃないところで演技するのは難しいなと思いました。

MC:そして余さん。染谷さんとは久々の共演で、親子役は二度目なのですね。いかがでしたか?

余さん:
染谷くんが小さい頃にご一緒したことがあるんですけれど、久々に会って相変わらず不敵な笑みを浮かべているなって思いました(笑)。橋本さんも東出くんも私の子ども役を演じてもらったことがあるんだけれど、三人とも何考えているかわからない感じがパラサイトにぴったりだなと思いました。

山崎監督:
橋本さんはパラサイトじゃないです(笑)。

余さん:
でもちょっと人間離れしているところがあったので(笑)。今回の名前を観てなるほどなと思いました。

MC:余さんは優しい母親と怖いパラサイト、一人二役みたいな状況でしたがいかがでしたか?

余さん:
監督に言われた通り、人間らしい役の時は普通にお芝居して、パラサイトになる時はワーワーっていう感じで...。顔に目印つけたマスクをして、首の上だけで戦うので、マスクつけた形でひとりで首を振り回してお芝居しているんですけれど、「何をやっているんだろう、私」って思う瞬間はよくありましたね(笑)。首を振ってむち打ちになっていました(笑)。河原の高架下で戦うシーンは、15秒に一度は電車が通るような場所で、声も聞こえずパネルを出していたんです。そこでの戦いは、かなり達成感がありましたね。目もクルクル回ったりして、自分ですごいって思いました(笑)。

MC:本当にすごい作品です。山崎監督、ズバリ後編の見どころをお願いします!

山崎監督:
もっとすごいことになります。大変ですよ、もう。ものすごい敵がたくさん出てきて、染谷はえらい目に遭いますし。深津さんが...ね!

深津さん:
はい。後藤(浅野忠信さん)もすごいですよね。

山崎監督:
後藤もすごいですよ。

染谷さん:
現場でやっていることがすでにすごかったので、すごいことになると思います。

山崎監督:
ざっとこんな感じです!

MC:監督、プレッシャーを感じながら舞台挨拶を終えることになりそうです。

山崎監督:
こんなことになるとは思いませんでした(笑)。

MC:今日のお客様はたくさん宣伝してくださると思いますので、最後に一言お願いします。

山崎監督:
今日来てくださった方々はきっと楽しみにしていてくれた方々だと思います。気に入ってくださった方は、たくさんの人に広めてもらえればありがたいなと思います。よろしくお願いします。

■最後はミギーも駆けつけ、会場の皆さんと一緒にフォトセッションを行いました。