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この春一番の感動作がついに完成!
三組の夫婦を演じた豪華俳優陣が登壇!!

2014年01月30日

「神様のカルテ2」完成披露試写会

<左から、宮﨑あおいさん、柄本明さん、市毛良枝さん、深川栄洋監督>

末期ガン患者に寄り添い、医師として成長する栗原一止の姿を描いた前作から二年半、その続きを描いた「神様のカルテ2」が完成いたしました。これを記念して、1月30日、東京・六本木のザ・リッツ・カールトン東京にて完成報告会見、ならびにTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露試写会が行われ、主演の櫻井翔さん、宮﨑あおいさん、藤原竜也さん、吹石一恵さん、濱田岳さん、市毛良枝さん、柄本明さん、深川栄洋監督が登壇いたしました。

前作に続き、長野・松本を舞台にロケが行われた本作。前作のその後を描きながらも、「まったく新しい作品にしたい」という監督の想いに櫻井さんが共感して実現しました。仕事、家庭、友情、愛情というたくさんのテーマが詰まった本作にちなみ、皆さんの仕事観、撮影で愛を感じた出来事などが語られた記者会見、ならびに、舞台挨拶の模様をレポートいたします。

【記者会見(挨拶順)】

MC:続編を撮る難しさという話もありましたが、「2」を作るにあたって意識したのはどんなことだったのでしょうか?
深川監督: 登場人物はほとんど変わりませんが、「1」とは違うテーマが登場します。そのテーマを表すための小道具や容姿、美術、演出が大切でした。「1」にはなかったものと考えながら、すべてを再構築していった結果、選んだものが「1」と同じものだったとしても、プロセスは違います。あと「1」はとてもゆっくりしたテンポで物語が進んでいきます。それは一止くんが考えて足を止めたら、お客さんも足を止められるようにと思って作ったからなんです。「2」に関しては、将棋のシーンが登場しますが、一止くんはその駒の一つとして俯瞰する形で、一止くんの思考にはダイビングしないという感覚で作りました。上映開始10分ぐらいで「1」と違うということは感じていただけると思いますし、その違いが飛躍となって映画の深みが増すんじゃないかなと想像して作っていたので、ぜひ答え合わせをしていただきたいなと思います。

MC:続編をご覧になって、どんな感想をお持ちになりましたか?
櫻井さん: 「『2』に参加させてもらいたい」と踏み出せた一番の理由は、監督から「続編ではあるけれど、『1』とはまったく違うものを作ろう」とお話をいただいたからです。その意味はぼんやりと理解していたつもりではありましたが、撮影中はいったん頭のどこかに置いてしまっていました。昨年末に完成した作品を観て「あ、監督が言っていたのはこういうことだったんだ」と、まさに冒頭の10分で前作との違いを見せつけられました。「神様のカルテ」という世界観の中で進化したものができたのではないかなと思っています。

MC:続編で再び一止を演じる上で、一番難しかったのはどこですか?
櫻井さん:予告編でも流れていますが、声を荒げる一止というのは前作にはなかったので、「1」ではなかったいろいろな表情を今回見せることになって、難しくもあり、楽しかったです。

MC:宮﨑さんも、完成した映画をご覧になってどう思われましたか?
宮﨑さん:音楽の使い方が変わっていて、テンポの良い映画だなという印象を受けました。あとは、「1」を観ていない人も、この作品から観ても楽しんでいただけるような、続編ではありますが、新しい作品ができたんじゃないかなと思います。

MC:「1」の時は撮影現場の空気感をとても気に入っていらっしゃいましたが、今回の現場の雰囲気はいかがでしたか?
宮﨑さん:前作と同じスタッフの方も多かったので、ホームにまた帰ってきたというか、ほっとするような感じはありました。でも、みんなの中で新しいものを作るという気持ちはきっと一緒だったと思うので、新鮮な気持ちで過ごせる部分もあり、ほっとできる部分もあり、変わらず居心地のいい穏やかな現場でした。

MC:またご夫婦を演じられましたが、いかがでしたか?
櫻井さん:作品の力が大きいと思います。二人で自然に、特に何をする訳でもなく過ごせたというのはその象徴だと思います。あとは、宮﨑さんがあまり寝なくなりました(会場笑)。前は気づくと楽屋で横になって「あ、寝ちゃってた」ということが多かったです。
宮﨑さん:寝なくなりましたよね(笑)。それは少し成長したかなと思います。
櫻井さん:同じ時間を過ごしていることが多かったです。

MC:藤原さんは、初めてのお医者さん役で、初めての父親役でもありましたね。撮影の前に準備されたことなどはありましたか?
藤原さん: 知り合いに意見を聞いたり、本を読んだり、映画を観たりしました。ひさびさに粗のないしっかりとした台本をいただきました。僕の中で考えてはいましたが、監督のもとその脚本に沿って感情を表現していけば成立していく感じでしたし、現場で監督の演出を受けながら進められました。

MC:その中で出来上がった作品をご覧になってどう思われましたか?
藤原さん: 僕も今まで出たことのないような作品でした。長野県松本市でのオールロケで、非常にいい映画を作ってもらったなと思っています。とても気に入った一本になりました。

MC:吹石さんもこの映画を「好きな作品」とおっしゃっていましたが、最初にご覧になった時の感想はいかがでしたか?
吹石さん:監督の演出方法がリアルだと思いました。映画ですが、トゥーマッチにドラマすぎないというか、すごくリアルに登場人物が描かれていて、こんな人いそうだなと思えるような作品でした。観終わった後にそのリアルさが胸にズシンときました。

MC:濱田さんは撮影現場が楽しかったようですが、どんな雰囲気でしたか?
濱田さん: 基本的に(原田)泰造さんの悪態をつくというのがメインのお仕事で、泰造さんは作中同様とても真面目ないい方だったので、安心して悪態つけました(会場笑)。

MC:全体的にリラックスした空間だったんですね。
濱田さん: 深川監督の現場ってこんなに和やかな現場なんだと思いました。居心地も良くて、安心して悪態をつけました(会場笑)。

MC:市毛さん、お好きなシーンはありますか?
市毛さん:池脇千鶴さん演じるナースの東西さんが原作から私は大好きで、東西さん役を演じている池脇さんから目が離せなかったです。特に池脇さんがお酒を飲むシーンがあるんですが、「お酒、好きだなあ」という目つきをしているんです(会場笑)。その次の瞬間に、ここってこういう病院なんだということがパッと見えてくる感じがすごく好きで、池脇さんから目が離せませんでした(笑)。

MC:柄本さんはこれから映画をご覧になるということで、撮影を通して、どんな映画になっていると思われますか?
柄本さん:まだ完成した作品を観てないので分からないですが...(会場笑)。先ほど、深川監督が「1作目とは違ってこう撮りました」と説明しているのを聞いて、「ああ、やっぱりこの人は変態だな(笑)」と思いました。僕は深川監督のことを「変態」と呼んでいます。もちろんこれは良い意味ですが(笑)。僕は映画って監督のものだと思っています。映画を撮影している時もいろいろな指示をいただきますが、その指示が面白いんです。そして、その指示がうまくいったのか、いかなかったのか分からないけれども、「OK」と言うんです。非常に不思議な方で、撮影現場も柔らかいんですが、どこか緊張感がありました。
櫻井さん:ぜひ完成した作品を観てください(笑)。いい映画ですよ(会場笑)。

MC:予告編にもありましたが、櫻井さんが藤原さんの頭にコーヒーをかけるシーンがありますよね。その時の表情が印象的ですが、あのシーンの撮影はどのような感じだったのでしょうか?
櫻井さん:緊張しました(笑)。頭からコーヒーをかけるので、当然2度も3度もできることではないですし、1発OKでないといけません。でも、「これをかけた後に『藁の盾』のようにいきなり噛みつかれたらどうしよう?」ということが頭をよぎって、タツのリアクションに内心ビクビクしながら演じました(会場笑)。

MC:打ち合わせはしたんですか?
櫻井さん: まったくしていないよね?
藤原さん:あれは台本にない、櫻井くんのアドリブです。
櫻井さん:いやいや、ウソ! なんてこと言うんですか! 原作にもありますから(会場笑)! 急に頭からコーヒーかけて「目、覚まさせてやった」って言わないですよ(笑)。そんな勇気ないですよ。

MC:コーヒーをかけられていかがでしたか?
藤原さん:櫻井くんだったら本望です(会場笑)。全編そうだったんですが、最初からクランクアップまでいい緊張感がありました。そんな中で櫻井くんが1発OKを出してくれて、無事に撮り終えました。
櫻井さん:なかなか頭からコーヒーをかけられて微動だにしない人もいないと思います(笑)。

MC:監督はどのような演出をされたんですか?
深川監督: その時も一人一人に話をしたんですが、櫻井くんには「たぶん、あの瞬間、殺すんだろうね。どんな風な顔をして友達を殺すのか、それを見せてください」という話をしたような気がします。そして、櫻井くんの演技を見た時に「ああ、こうやって殺すんだな」と。たしかにすごく目が据わっていて、友達を殺す一瞬が宿ったシーンになったと思います。
櫻井さん: 記憶がスポッと抜け落ちていますが...。カットをかけられた後に監督が褒めてくださったのは憶えています(笑)。

MC:さて、本作には「仕事かプライベートか」という選択を迫られるシーンがありますが、皆さんだったらどうされますか?
櫻井さん:難しいですね。劇中でも、タツからそう言われて答えが出なくて戸惑ってしまうんですが、まさにその心境かなと思っています。今現在で言えば仕事が一番ですが、年を重ねて、キャリアを重ねて、「家庭が一番」と言えるぐらい余裕ができたらかっこいいなと思っています。今は、仕事が一番です。
宮﨑さん:時と場合によるかなと思います。自分の年齢によっても変わることかなと思うので、その時、その時で変わるかなと思いますが、どっちも大切です。
藤原さん:仕事です。仕事が一番です。
櫻井さん:奇遇ですね。僕も仕事が一番です(会場笑)。
吹石さん:現実的には仕事が一番になると思います。家族の緊急性にもよると思いますが、そういう時にできるだけ駆けつけさせてもらえるように、事務所とすごく仲良くしておきたいと思います(会場笑)。
櫻井さん:めちゃくちゃ仲がいいじゃないですか(笑)。
吹石さん:そうなんだけど・・・(笑)。
濱田さん:やっぱりゴルフとかサーフィンも行きたいので、どっちかは言えないですね(会場笑)。
市毛さん:世代的には「役者は親の死に目にも会えないものと思え」と言われて育ちました。私は登山をやっているので、「仕事をしている暇なんてないぞ」という時もあります(笑)。実際に父の死に目にも会えませんでしたし、難しいですね。大勢の人を巻き込んでしまう仕事になると、自分一人の思いではどうにもならないですし、申し訳ないけど家族を犠牲にしてしまうこともあるかなという思いは深く秘めております。
柄本さん:同じようなものだと思うんですが(会場笑)。時と場合ですよね。これは「公」と「私」の問題になるから、ある年齢の者としては「公」の方を大事にせざるを得ないことが多くなるんじゃないですか? どうしても「私」の方に遠慮してもらわにゃということになる仕事なんでしょうね。
深川監督:僕はプライベートも仕事も分けて考えていません。プライベートを仕事にしているようなもで、僕が大事、自分が大事という感じがあります(会場笑)。自分が経験したことでないとできないし、聞きかじったことではできないので、「実生活でこんなことがあったら映画にしてやろう」とか、そんなことばかり考えています(笑)。


【マスコミによる質疑応答】
Q:2年半ぶりに共演して、お互いに成長したなと思ったところはどこですか?
櫻井さん: 成長したところ...。結構いい大人ですし、そういう視点で見ていなかったです。一緒にいて居心地がいいというか、落ち着くというか...。特別、「話題を探さなきゃ」ということも「ゲームでもする?」ということもなく、同じ空間にただいることができる関係だったので、穏やかに過ごしていました。

Q:それは前作の時もそうでしたか?
櫻井さん: そうですね。前作の時は気づいたら宮﨑さんが寝ていたので、より穏やかでしたけれど(笑)。

Q:今回はどうして寝なかったんですか? 宮﨑さん:編み物をしていたので、それで寝なかったんじゃないかなと思います(笑)。
櫻井さん: その編み物も、僕がセーターをたくさん着ているシーンが劇中に多くあります。それをハルが編んでくれているという裏設定があったので、横でずっと編み物をしていました。
宮﨑さん: 劇中で編んでいるのは自分で編んだものでした。櫻井くんが着ているベストを「すみません、顔は入れないので」と言って写真を撮らせてもらって...。
櫻井さん:顔、入れてよ(会場笑)。 宮﨑さん:そのベストに使われている編み方を自分で編むものに採り入れたりしながら作っていました。
櫻井さん:横で編み物をしている女性がいるって、妙に落ち着くものです(笑)。

Q:二年半ぶりに夫婦役を演じて印象的なシーンはありますか?
櫻井さん:今回は栗原家と貫田家との関係がよく出てきます。僕が好きなシーンは四人でお茶しているところに病院から電話があり、「ごめん。仕事が入っちゃった...」と言うところに、貫田先生も「仕事が入っちゃった...」と抜けていくところが、夫婦っぽくて好きです。宮﨑さん演じるハルによるところが大きいと思うんですが、女性の包み込むような母性の中で男性は過ごしているんだなということを感じさせられる日々でした。

Q:母性を一番感じたシーンはどこですか?
櫻井さん:奥さんであるハルにしか見せない表情があり、病院では東西さんとかにもちょっと男っぽい向き合い方をするんですが、家に帰って奥さんの胸で涙するところとか...。きっと他の人の前では涙を流せないんだろうけど、奥さんの前では流せるんだろうなと思います。

■ここで、宮﨑さんが櫻井さんに、吹石さんが藤原さんに、市毛さんが柄本さんに、それぞれマフラーをかけ、夫婦の絆を表現!


【舞台挨拶(挨拶順)】
MC:続編はどんなところをフィーチャーして作ろうと思ったのでしょうか?
深川監督:いろいろなことを考えたんですが、「1」は一止くんという医師が、医師としての使命を獲得するまでのお話だという風に思っています。医師になるまでのエピソードゼロが前作でしたら、ここから映画が始まるという意識をみんなと共有しながら作りました。そういう意味で、前作を否定しながら作ろうと思っていました。実は病院も御嶽荘も変わっているんです。物語や人の動きだけじゃなくて、美術やロケーションも「『1』では全然見なかったな。こんな風に変化したのか」と楽しんで観ていただきたいです。

MC:完成した作品をご覧になっての率直な感想をお聞かせいただけますか?
櫻井さん:素敵な作品に参加できました。テーマも夫婦、家族、友情、仕事、いっぱいありすぎて、観た後の率直な想いは「宣伝の時に何を言ったらいいだろう?」と考えましたが、それぐらいいろいろなテーマの詰まった作品となっております。穏やかで優しいけど心に刺さるような作品になりました。

MC:「神様のカルテ2」ならではの見てほしいところはありますか?
櫻井さん:個人的には藤原竜也くんとご一緒した時間が刺激的でした。同年代の同性の役者さんとご一緒する機会がここのところなかったので、レンズの前に立った時の緊張感が刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。

MC:宮﨑さんも今作をご覧になってどう思われましたか?
宮﨑さん: 前作とは音楽の入り方とかテンポが違って、見やすいなということが一番最初の印象でした。それから前作は一止さんが思い悩んで、いろいろなこととぶつかりながら、葛藤しながら一生懸命、一人の医師として立っていくというのが描かれていたんですが、今回は一人の医師として立ちながらもまた新しい壁にぶつかっていくというところが描かれています。見ている立場としては一止さんに共感しながら見られるところがあるのかなと思いました。私は病院のシーンには参加していないので、こんなに一止さんが頑張っていたんだなというのを改めて見て、えらいなと思いました。
櫻井さん:褒められました(会場笑)。

MC:二年半前とは、また一止の表情も違ったんじゃないですか?
宮﨑さん: 全然違いますね。前作の時は、監督がわりと追い込むような演出をされている印象がありました。櫻井くん自身も結構しんどそうだったり、「あ、今、結構大変だろうな」というのを横にいてなんとなく感じることがあったんですが、今回はそういうことがなく、追い込まれていなかったですよね?
櫻井さん:うん(会場笑)。
深川監督: 追い込んでいない(笑)。前回はちょっと追い込んだと思います。
櫻井さん:今回はのびのびと演じました(笑)。

MC:宮﨑さんがお好きなシーンはありますか?
宮﨑さん: 新しく濱田岳くんが御嶽荘に仲間入りしたんですが、私と前髪が一緒で、濱田くんも私もパッツンで、並んでいる二人の横顔が個人的にはすごく好きで、嬉しいなと思っていました(会場笑)。

MC:ですって(笑)。
濱田さん:嬉しいっす(会場笑)。

MC:藤原さんも映画をご覧になっていかがでしたか?
藤原さん:ひさびさにゆっくりと時間が流れるような映画で、どっしりと感動的な映画に仕上げてもらったなと思いました。あとは医療用語です。専門用語が結構出てきたのに僕は結構苦労したんですが、櫻井くんはさすがすらすら話していました(会場笑)。とても苦労しました。

MC:櫻井さんと藤原さんは同世代ですが、共演してみてどんな感想をお持ちですか?
櫻井さん: 真面目でストイックという印象です。将棋を指すシーンがあるんですが、将棋の手を憶えなきゃいけないので、手元を映したDVDを用意しました。練習のために、宿泊先のホテルでDVDプレイヤーをお借りして開いたら、藤原竜也くんバージョンのDVDが出てきたんです。おそらく前の日に彼は勉強していたんでしょうね。真面目だなと思いました。
藤原さん:忙しい人なのに、台本も開かず現場に入れますし、尊敬します。僕が30回NGを出して苦しんでいる時も、「櫻井くん、いなくて大丈夫ですから」と言ってもずっと傍で見守っていてくれて、頼りがいのあるお兄さんだなと思いました(会場笑)。
櫻井さん:たくさん刺激をいただいて、撮影期間は長くなかったですが、いい時間を過ごすことができました。

MC:吹石さんはこの映画を気に入っているようですが、特に好きなシーンを教えていただけますか?
吹石さん: (櫻井さんに小声で何かを言われ...)私が今最も触れられたくないところを櫻井さんがおっしゃったので、それは言わないことに...(笑)。でも、同じ女性としてちょっと優しい目で見てほしいんですが本作の中で、回想シーンがあります。櫻井さんと藤原さんと私は大学の同級生ですごく仲が良かったというシーンなんですが、私はそこのシーンがこの作品で最初に撮るシーンだったんです。私が演じた千夏はテニス部ということで、極寒の長野で早朝からテニスのシーンを演じました。しかも、短いスコートを履いて、脚の寄りから始まったんです。監督に「20歳の脚じゃないから」とずっと言っていたんですが(笑)。という、一番見てほしくないシーンを、今、櫻井さんがおっしゃいました(笑)。
櫻井さん:あの姿の吹石さんをなかなか見られないですから(笑)。
吹石さん: もう一生演じることはないと思います(笑)。
櫻井さん:良かったですよ。
吹石さん:ありがとうございます(笑)。皆さん、そこは薄目で見てください(会場笑)。

MC:濱田さんは御嶽荘に新たに入居した屋久杉役ということで、櫻井さん、宮﨑さんと共演した感想を教えていただけますか?
濱田さん:正直に言っていいですか? あんまり現場で宮﨑さんとお話できていなかったんですが、さっき「嬉しい」と言ってくれて、頭真っ白になっちゃいました(会場笑)。何を言っていいのか、さっぱり分からないです!

MC:嬉しかったですか(笑)。
濱田さん:「嬉しい」と言ってくれたので、「まじかよ?!」と。本当、嬉しいっす(会場笑)。

MC:現場も楽しかったですよね?
濱田さん:でも、もう、本当に頭真っ白になっちゃって...嬉しかったなあ(会場笑)。

MC:共演されていかがでしたか?
濱田さん:ああ、えっと...。やっぱり緊張していて、あ、原田泰造さんもいて、泰造さんも優しい人で...。
櫻井さん:もう許してあげてもいいですか(会場笑)。
濱田さん:真っ白になっちゃって...ありがとうございます。
櫻井さん:もうしばらく余韻を(笑)。

MC:市毛さんも作品をご覧になっていかがでしたか?
市毛さん: 自分のことは別にして、本当に皆さんがキラキラしていて、皆さんの素敵なところがすごく出ていて素敵だなと思いました。それはこの不思議な監督のお力だと思います。

MC:柄本さんは前作に引き続きのご出演ですが、深川監督についてはどう思っていらっしゃいますか?
柄本さん:深川監督は変態です...。
櫻井さん:やめてください! 良い意味ですよ(会場笑)。ここだけ切り取らないでください(笑)!
柄本さん:言葉自体はきついですけれども、ねえ、監督(笑)?
深川監督: はい、変態だと思います(会場笑)。その辺は了解しています(笑)。よく分からないうちに何かが進んでいく、それでいて現場にはある緊張感があって、それはピリピリした辛い緊張感ではなく、ゆったりとしているんだけどそこに緊張感があるという。映画というのは監督のものだと僕は思うんですが、何を考えているんですかね、この人は(笑)。僕としては興味深い監督です。

MC:夫婦愛はもちろんのこと、友情愛、師弟愛に溢れた映画になっておりますが、撮影中に愛を感じたことはありましたか?
藤原さん:僕は今回からの登場ですから、言ってみれば転校生です(笑)。完成したチームに入れていただく訳ですからプレッシャーがありました。深川監督と櫻井くんに何の違和感もなく愛情をもっと受け入れてもらえたので、非常に救われたというか、ありがたかったです。

MC:櫻井さんにしてもらったことはありますか?
藤原さん:常に隣にいてくれました(笑)。
櫻井さん:ここだけ切り取ったらダメですよ(笑)。同じ空間にはいましたけど...。
宮﨑さん: 私は、ここにはいらっしゃらないんですが、原田泰造さんが何かの機会に私にプレゼントをくださったんです。スタッフの方に預けて先に帰られて、私はそれをスタッフさんから受け取ったんですが、「何だろう?」と思ったら、うちの犬へのプレゼントでした。犬のお菓子とか、犬が齧る人形とかが入っていて、すごく素敵だなと思いました。私へというのではなくて、犬へというのがすごく泰造さんっぽくて嬉しくて、うちの犬への愛を感じました(笑)。
櫻井さん: 僕は長野県松本市の皆さんです。撮影が夕方に終わることもあったので、美術館に行ったり、映画館に行ってみたんですが、係の方がそっと出てきてくださって良い席を用意くださったり、映画のパンフレットもいただき、明日から発売だといういちごミルク味のポップコーンも出してくださり、非常によくしていただきました(会場笑)。 別の日には日帰り温泉に行きまして、「これだけ松本のことを宣伝していただいているので、お金をいただく訳にはいきません」と。「ちょっと待ってください。僕は宣伝している訳ではないので、お金はお支払いします」「いや、でも、いただく訳にはいきません」ということで、「じゃあ、お言葉に甘えて」ということになったんですが、ホテルに戻ったら提携していてそもそもタダだったんです(会場笑)。調子に乗っちゃいました(笑)。 でも本当に撮影ではたくさんの人にお世話になりましたし、「1」の時から地元の方にはたくさんお世話になっているので感謝しています。

■最後に、櫻井さんからメッセージが送られました!
櫻井さん: 今日、皆様に一番最初に観ていただくことになりますが、どのような感想をお持ちになるのかとても楽しみにしています。監督もおっしゃっていましたが、おそらく最初の10分ほどで前作との違いを感じていただけるのではないかと思っています。とても象徴的なセリフに、藤原さん演じるタツの「仕事ってなんだ? 家族ってなんだ?」というセリフがあるんですが仕事をしながら家庭を持つ、特に僕たちと同世代の人に観ていただきたいと思っております。優しくて穏やかで、でもちょっと心に突き刺さるような映画になっていますので、これからの時間、楽しんでください。
「神様のカルテ2」公式サイト
櫻井翔さん(栗原一止役)
前作は約二年半前に撮影を行いました。当時は、悩み、苦しみながら演じた作品でした。今回、続編のお話をいただいた時は悩みました。ただ、完成した作品を観て、参加して良かったなと思っております。とても素敵な作品が出来上がりました。

宮﨑あおいさん(栗原榛名役)

撮影を振り返り、続編に出演できることは、とても幸せな経験なんだなということを、改めて感じました。一人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいなと思っております。

藤原竜也さん(進藤辰也役)

本作からの参加となり、プレッシャーもありましたが、櫻井くんはじめ、監督、スタッフの方、共演者の方たちに、違和感なく温かく迎えられて、居心地のいい現場で演じることができました。素敵な作品になっていると思います。

吹石一恵さん(進藤千夏役)

私も今作から参加しました。監督から醸し出される不思議な雰囲気の漂う現場で、楽しく撮影しました。

濱田岳さん(屋久杉役)

メンバーに呼んでいただけた嬉しさもありましたが、プレッシャーを感じながら撮影に臨みました。撮影が始まってから、皆さんと一緒に晩御飯を食べて、漫画を読んで、文句を垂れて、思ったより気楽に楽しく過ごせました(会場笑)。

市毛良枝さん(貫田千代役)

初参加ですが、素敵なメッセージが詰まった作品で幸せでした。夫は柄本さんなので、安心して、大船に乗った思いで演じました。深川監督と出会えたことも幸せだと思っております。

柄本明さん(貫田誠太郎役)

今日は大勢の方に来ていただきましてありがとうございます。とにかく宣伝していただきたいと思いますので、よろしくお願いします(会場笑)。

深川栄洋監督

映画界の歴史の中で「2」というのはとても難しい状況に陥ることが多い傾向にあります。「1」と比較されて「面白くないね」と言われたり、「3」への繋ぎと思われることが多いので、自分が立ち向かっていけるのかなと心配でした。新しい世界の地図を広げながら映画を作っていこうと、ここに集まってくれたキャスト、スタッフと、ゼロから考えて作りました。「1」と繋がっている部分もありますが、新しい作品だと思って観に来ていただければなと思っています。きっと「1」よりも広く深い感動が待っていると思いますので、ぜひご覧ください。

櫻井翔さん(栗原一止役)
前作の撮影は約二年ほど前でしたが、栗原一止という役も「神様のカルテ」という作品も、悩み苦しみながら演じた作品でした。今回こうして続編というお話をいただいた時に、すぐに「やりたいです」とは答えられませんでした。ただ、監督の「『1』とは違う『2』を作りましょう」という言葉に背中を押され、足を踏み出しました。こうして作品が完成して、素敵な作品に参加できて良かったなと、心の底から思っています。とてもいい作品ができたので、これから本編を楽しんでください。

宮﨑あおいさん(栗原榛名役)

前作を観ていない方でも、「2」から観てもきっと楽しんでいただける作品に完成したと思いますので、ぜひ楽しんで観てください。

藤原竜也さん(進藤辰也役)

心温まる作品に、今回から参加しました。いい作品になっていると思います。

吹石一恵さん(進藤千夏役)

鑑賞前にハードルを上げるのはどうかと思いますが...。この作品に出演できて良かったなと、完成した作品を観終えて思いました。

濱田岳さん(屋久杉役)

このメンバーに混ぜていただくのはとても嬉しく、同時にプレッシャーとの戦いでした。

市毛良枝さん(貫田千代役)

いろいろな愛の形、それからいろいろな想いの受け渡しが随所にちりばめられた映画です。今回、参加でき、幸せです。

柄本明さん(貫田誠太郎役)

本日は、大勢のお客様にご来場いただきまして、ありがとうございます。僕もこの映画に出演しています(会場笑)。櫻井くんや藤原竜也くんのことばかり見ないで、僕も出ているので一つよろしくお願いします(会場笑)。そしてお家に帰ったら、ご近所、親戚、お知り合いの方に宣伝をよろしくお願いしたいと思います。

深川栄洋監督

前作は、プロデューサーが「『2』を作りましょう」と言ってくれたら合格だなと思って、作りました。実際に「2」のお話がきた時には嬉しかったです。同時に映画界では「2」は「1」の焼き直しになって面白くないということになってしまうんです。「そのジンクスに勝つためにはまったく新しい映画を作る」ということを呼びかけながら、2013年1月3日から撮影が始まりました。今日から一般のお客様に鑑賞いただける試写会が始まりますが、「『2』の方が面白かった」と言っていただけるような映画になったと思っているので、その答え合わせをしてみてください。そして、面白かったらまた3月21日(祝・金)に映画館に足を運んでください。

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